上がっても下がっても利益が出せる?個人型確定拠出年金で老後資金を

貯蓄だけで備えるのは難しい

老後のために株式や投信に投資する人が周囲に増えてきて、焦りを感じているという人もいるのではないでしょうか。投資をしていると公言しにくかった時代に比べると、SNSで投資コミュニティがあるなど、何かベールに包まれていて怪しいというものから、ずいぶんとオープンなものになりました。30代や40代はもちろん、働きだしたのが早ければ20代から投資をしている人も多いんですよ。しかし、何をいつ買えばいいのかわからない、住宅ローンに保険の支払いでそんな余裕もないなど、資産運用の必要性を感じながらも、実際に踏み出すにはハードルが高いという人も少なくありません。まじめな人ほど損をしたくないと時期や投資対象を見極めようとするので、なおさらスタートできなくなってしまうのです。少子高齢化で保険料負担は増えるのに、手取り収入は一向に増えない、将来の年金額の減少も避けられないということであれば、やはり自分年金が必要になるでしょう。そこで活用できるのが、個人型確定拠出年金になります。

下落も上昇も利益になる

個人型確定拠出年金制度を使って、毎月、上限内で金額を決めて一定額を投信などに積み立てていく積み立て投資型を選択すれば、時期をうかがうことなくいつでもスタートできるでしょう。また、情報収集や勉強という手間をかけなくても、簡単に実行でき損をしにくい仕組みになっています。長期積み立てのメリットは、量という視点が加わることで、価格が下がれば同じ1万円でも多くの量を買えるので、仮に下がっても最終的に少し回復しただけで利益を出すことができるんですよ。そのうえ、拠出金に税制優遇もあるので、働いている人にとってはそれだけでもプラスでしょう。

個人型確定拠出年金で積み立てた掛け金は全額所得控除の対象となり、運用益はすべて非課税、積み立てた資金を年金で受け取る場合は「公的年金控除」、一時金で受け取る場合は「退職所得控除」が適用されます。